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豆腐田楽で昔気分 むらさき草

2008年04月15日



古都・竹田市を代表する郷土料理と言えば…もう説明する必要もないほど、一つの料理の名前が挙がってきます。

「田楽」

実は、田楽という料理自体、重要無形民俗文化財に指定されているほど、由緒正しい料理なのですが…残念ながらこの竹田市の田楽はその指定を受けていません。

しかし、あの有名なグルメ漫画「美味しんぼ」に出てくる田楽の料理は竹田の現存する老舗店のものなのです。

それほど有名な竹田田楽だけあって、さすがに庶民的値段で食べるのは、至難の業です。

そんな所を掻い潜って、安くて美味しいお店を探すのが、大分活性化宣言!。
もちろん、今回も庶民の味方となるべく、安くて美味しい田楽のお店を探してきました♪

『むらさき草』

まだ食べた事がない方も、高い田楽料理を食べた事はあるけど安い所を探していたと言う方も、大注目の記事ですよ!!



むらさき草は竹田市の武家屋敷の中、つまり中心街のど真ん中に位置します。
一見分かりにくい様にも思えますが、良く調べていけばそう難しくもありません。
外観からして古都の雰囲気を醸し出しいますが、それもそのはず。ここは百数十年の歴史がある商家を復元した土蔵造り木造二階建て。


店内は当然ですが、和風一色。
左側の飲食スペースには、畳と季節柄の雛飾り。右側には小売スペース。お土産品から小物まで様々なものを販売されてました。
店名の由来になっている「むらさき草」とは、竹田地方で盛んに栽培されているムラサキ科の多年草です。


「竹田市」・「ムラサキ」と言えば、私は思わずサフランを思い浮かべましたが、サフランでは紫色は出ないのだそうで…。
この紫草なら、根に含まれるシニコンと呼ばれる色素から、見るも見事な紫色が染色の原料として活用できるのだそうです。
これらの写真の紫色は全て、この紫草の根からとったもの。鮮やかな色に先人の知恵を思い知らされます。




さて今回はお目当てはもちろん田楽
注文した商品は別棟のほうで作られ、私達の席まで届けられてきました。
これが豆腐田楽(300円)。鮮やかな色使いが印象に残りますが、どことなく歴史を感じるこの形を目の当たりにすると、食べる前に興奮してしまいます。


豆腐の上に塗られた、合わせ味噌は香ばしさ満点。濃いのですが、豆腐に混ざって程好いおやつの様な感覚で食べられます。
柔らかい豆腐の表面はカラッとした微妙な歯応え。決して固いわけではなく、串を刺しても型崩れしない、絶妙な堅さ。
なんとも奇奇怪怪な、面白い食べ物。まさに江戸時代あたりにタイムスリップしたかの様な感覚。


何と言っても、この味噌が癖になりそうな絶品。
豆腐以外には絶対に合わないのではないか?と思わせるほど、田楽の豆腐に良く馴染んでいます。
緑色の方は柚子の酸味が特徴的な、一風変わった風味でしたよ。


もちろん、他にも様々な商品がありましたが、ここでは地鶏そば(550円)を食べてみました。
細めの麺にあっさり味の汁。日本古来の伝統的な旨みを感じるのは、こんな風情の中で食べたからだけではないでしょう。
とにかくここで食べたら、どんなものでも風情を感じてしまいそうな勢いなのです。


百数十年の歴史の中で、日本人に愛され続けた伝統的な田楽という料理。
我が国の歴史が生んだアイデア商品は、今尚古都・竹田の名物料理として、色々なお店で食べることが出来ます。
少し値も張る、田楽セットですが、百円玉三枚で食べることが出来た、むらさき草田楽
一度は食べてみたい、「日本の料理」ではないでしょうか?



むらさき草
竹田市大字竹田町594-1
TEL 0974-64-0112
営業時間 9:00~17:00
定休日 毎週火曜日








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